尚美学園大『ありがとう!上福岡キャンパス』に参加してきました。

尚美学園大『ありがとう!上福岡キャンパス』に参加してきました。

『ありがとう!上福岡キャンパス』と題されたイベントのため、母校・尚美学園大学(当時は短大)へ行ってきました。来年度から全機能が川越キャンパスに移転されるため(現在新校舎建設中)、上福岡キャンパスは今年で見納め。そのキャンパスの思い出を共有するため、同窓生向けにこのイベントが企画されました。

15年ぶりに訪れた校舎は何もかも懐かしくて「この部屋で松下功先生のレッスンを受けていたな」とか「この教室で大村哲弥先生の作曲の授業受けてたな」とか「ここのベンチでよくたむろしてたな」とか、当時のことをたくさん思い出しました。

いろいろ撮った写真の中からいくつかを、在学当時のことともに紹介してみます。

レッスン室

当時は、奥に先生、手前に私が座って、和声や対位法、作曲のレッスンを受けていました。副科レッスンで習っていたヴァイオリンも、教職課程必修のピアノもこの部屋で。

キーボード演習室(1004教室)

ポップス理論系の授業でこの教室を使っていました。いろいろとぶっちゃける先生がいて、授業も楽しかった。

音楽ホール(4501教室)

音響に配慮した大きな部屋。大人数で受講する授業でも使われていて、中でも「音楽と現代社会」という授業がとても面白かった記憶があります。田村和紀夫先生、鳴海史生先生、大村哲弥先生の3人が毎回決まったテーマに関してディスカッションしながら進めていくもので、音楽史と絡めたものの他、ドラマやニュース音楽、パチンコ機の音楽がどう心理状況に影響を与えるか、そのためにどういう工夫がされているか、などの話もあり、毎回楽しかったです。卒業後も強く印象に残っている、尚美での象徴的な授業。

大教室(2301教室)

主に一般教養の授業でお世話になった部屋。心理学の授業がとても面白かったです。窓の外から見えた畑の風景も懐かしい。

メディアセンター(図書館)

授業がない時間に入り浸っていた場所。音楽書や楽譜をいろいろと読み、知らない曲が入ったCDを借りては聴いていました。この施設の上の階にはガムラン楽器を所蔵した部屋があり、「民俗音楽概論」という授業ではその楽器たちにも親しみました。

校舎いろいろ

好きだったレンガ調の建物たち。地下階から別の教室へと移るときに通った階段、連絡事項が貼られた掲示板など、ひとつひとつに思い出もたくさんあります。

駐輪場

天気のいい日は自転車で通学していたので、いつもここを利用していました。

帰り道

毎日通っていた細い路地。

そして上福岡駅前

最寄り駅だった上福岡駅周辺、当時と変わりすぎていて驚きました。駅前に新しい商業施設ができていたほか、途中にあったセブンイレブンがコインランドリーに、よく通っていたファミレスが「すき家」に、ミスドが「おかしのまちおか」に変貌。15年の歳月にいろいろと思いを馳せます。学生時代は駅前のマックでバイトしていたなぁ。

「ありがとう!上福岡キャンパス」閉幕

施設見学の他、同窓生有志による吹奏楽、ビッグバンド、各種アンサンブルの演奏などを鑑賞しながら思い出を共有したこのイベント。最後は懐かしのベートーヴェン「第九」(当時は「第九サントリーホール公演」が毎年行われていました)で幕を閉じました。

【番外編】思い出の写真

懐かしくなったので、在学当時の写真を引っ張り出してきました。この写真は上記で触れた「第九サントリーホール公演」に参加した時のもの。公演の数ヶ月前から松下耕先生の指導による合唱練習を積み重ねて本番に挑みました。客席からの「ブラヴォー!」の掛け声が忘れられません(指揮:大友直人氏、管弦楽:東京交響楽団)。