【コンサート見聞録】2022年まとめ

【コンサート見聞録】2022年まとめ

2022年に足を運んだ演奏会をまとめてみます。

去年までとは異なり、(消毒や検温はあるものの)「客席収容率100%」「演奏時間2時間」という、“通常通り” の演奏会が格段に増えました。あともう少し!でしょうか。

東京佼成ウインドオーケストラ 第157回 定期演奏会

私の中で《アルメニアン・ダンス》(全曲) が特別な存在になっていることを改めて感じました。佼成の演奏でもシエナの演奏でも、この曲はもう何度も実演で聴いているのに何度聴いてもワクワクするし、時間が過ぎるのがあっという間!頭の中では演奏と同期してスコアの模様も流れていきます。この日の演奏では「パートI」の中の「ホイ、僕のナザン」部分に普段とは違ったニュアンスが聴きとれて、飯森さんのこだわりを感じました。《献呈序曲》の、ハーモニーひとつひとつの美しさも特筆。

  • 日時:2022/2/26(土) 14:00開演
  • 場所:東京芸術劇場コンサートホール
  • 指揮:飯森範親
  • 演奏:東京佼成ウインドオーケストラ
  • 曲目:◇献呈序曲(C.ウィリアムズ) ◇アルメニアン・ダンス Part I, II(A.リード) ◇喜色満海 [委嘱作品・世界初演](長生 淳) ◇交響曲 第1番『アークエンジェルズ』(F.チェザリーニ)

東京佼成ウインドオーケストラ 特別演奏会

なんといっても保科先生ご自身の指揮での《風紋》が素晴らしかったです。最初のイントロだけでもこんなに情緒豊かで美しい響きを作られるとは。とにかく音楽表現が見事で、演奏が終わった時には深く深く感動していました。アンコールは、当初汐澤安彦さんの指揮で演奏が予定されていた《アルヴァマー序曲》を大井剛史さんの指揮で。普段の大井さんならまずやらないであろう、楽譜の指定より相当速いテンポでの演奏に、汐澤さんへのリスペクトを感じました。
4月からは「立正佼成会」から独立し新体制に移る佼成ウインド。数ヶ月前に「存続の危機」が囁かれて心配していましたが、解散を免れて本当に良かったです。

  • 日時:2022/3/22(火) 19:00開演
  • 場所:東京芸術劇場コンサートホール
  • 指揮:大井剛史/飯森範親/藤野浩一/保科洋/山下一史/原田慶太楼
  • 演奏:東京佼成ウインドオーケストラ
  • ソリスト:須川展也/田中靖人(サクソフォーン)、今村岳志/石村源海/佐藤敬一朗(トロンボーン)
  • 曲目:『法華経からの三つの啓示』より第3楽章(A.リード) ◇ファンファーレとアレグロ(C.ウィリアムズ) ◇『BIRDS アルト・サキソフォーンとバンドの為の協奏曲』より第2楽章「シーガル」(真島俊夫) ◇吹奏楽のための『深層の祭』(三善 晃) ◇風紋 [原典版](保科 洋) ◇Lassus Trombone(H.フィルモア/藤野浩一 編曲) ◇Siciliano for Solo Soprano Saxophone and Wind Orchestra(J.S.バッハ/藤野浩一 編曲) ◇Mr.Toad’s Wild Ride(G.アダムス/N.ミロ/藤野浩一 編曲) ◇『三つのジャポニスム』より「鶴が舞う」(真島俊夫) ◇『吹奏楽のための交響曲第3番』より第3楽章(保科 洋)

東京佼成ウインドオーケストラ 第158回 定期演奏会

《ワインダーク・シー》が圧巻!響き・音量・リズムなど、あらゆるコントラストが鮮やかで集中力も高く、極上の演奏を聴くことができました(2楽章の美しさは特筆!)。この曲は録音より生演奏で聴いた方が圧倒的に面白いですね。
新体制になってから初めての佼成定期、ホールも「東京芸術劇場」から「なかのZEROホール」に移り、聴こえ方もかなり変わりましたが、その変化も含め興味深い演奏会でした(何かの不具合なのか、常時ステージ横のスピーカー?から「サーー」「ジジジッ」というノイズがかすかに鳴っていたのが残念……。弱奏の時や冷水作品のような繊細な響きを聴きたい時に特に気になりました)。

  • 日時:2022/4/25(月) 19:00開演
  • 場所:なかのZEROホール
  • 指揮:大井剛史
  • 演奏:東京佼成ウインドオーケストラ
  • 曲目:希望の彼方へ(P.スパーク) ◇Sparkling for Wind Orchestra(冷水乃栄流) ◇交響曲 第4番(A.リード) ◇交響曲『ワインダーク・シー』(J.マッキー)

川越奏和奏友会吹奏楽団 特別演奏会

川越市市制施行百周年を記念した特別演奏会。伝統的な日本の音・音楽を作曲家がどう料理するか、というのは常に興味があるので、お囃子が入った天野作品も今日初演となった阿部作品も面白く聴きました(阿部作品、「和風」になりすぎないバランス感覚が見事!第3章の構築の仕方がすごく良かったです)。
オープニングで演奏された川越市民歌《われらの川越》は小野寺真さんによるアレンジ。冒頭にはこの市民歌の旋律を加工して新たに作曲されたファンファーレが追加されていましたが、最初の打楽器の「ドン……ドンドン」という音を聴けば、やはりコープランドの《市民のためのファンファーレ》を想起してしまいます。なるほど、これは《(川越)市民のためのファンファーレ》ということか。

  • 日時:2022/5/22(土) 14:00開演
  • 場所:ウェスタ川越
  • 指揮:佐藤正人
  • 演奏:川越奏和奏友会吹奏楽団
  • お囃子:芝金杉流北山田囃子保存会 (*)
  • 曲目:◇われらの川越~百年祭ファンファーレと賛歌~ (服部逸郎/小野寺真 編曲) ◇交響詩「河越」[委嘱作品、初演] (阿部勇一) ◇故郷~鼓響II 川越まつり曳っかわせヴァージョン*(天野正道) ◇ウェスト・サイド・ストーリー(L.バーンスタイン/W.J.デュソイト編曲) ◇私のお気に入り(R.ロジャース/宮川彬良 編曲)◇リバーダンス(ウィーラン/C.ストロメン・建部知弘 編曲)

創造の杜 2022 作曲家 ジェルジュ・リゲティ vol.2

一番聴きたかったのは《アトモスフェール》。クラスターの中からふわっと美しい響きが聴こえてきたりするのが好きで、「これは実演だとCDとはまた違った音が聴こえてくるかも」と期待していたのですが、実際に聴くと、それよりも《ロンターノ》の音響に、より惹かれました。
休憩中から始まる《ポエム・サンフォニック*》は、メトロノームの音がちょっと機械的な雨音に感じたり、個々で鳴っているテンポが全然違うのに時々全ての音が「ザッ」とシンクロするようなタイミングがあったり、想像以上に面白く聴けました。テンポ設定の遅いメトロノームの方がゼンマイが長持ちするので、結果的に、後半に行くほど聞こえてくるテンポが遅くなってくるのですが、動いているのが最後の3台になり、2台になり、1台になり、ついに振り子が止まった時には、なんとも言えない感情が呼び起こされました。まるで心電図が止まる瞬間を見てしまったかのような……。
((*)100台のメトロノームをステージに設置、バラバラなテンポ設定で「演奏」を始め、すべてのメトロノームが止まったら終わり、という曲)

  • 日時:2022/6/3(金) 19:00開演
  • 場所:東京藝術大学奏楽堂
  • 指揮:ジョルト・ナジ
  • 演奏:藝大フィルハーモニア管弦楽団
  • ソリスト:大塚 直哉(チェンバロ)/山澤 慧(チェロ)
  • 曲目:◇チェンバロのための『コンティヌウム』 ◇アトモスフェール ◇チェロ協奏曲 ◇100台のメトロノームのための『ポエム・サンフォニック』 ◇ロンターノ ◇サンフランシスコ・ポリフォニー(全曲 リゲティ作曲)

船橋市交響吹奏楽団 第51回定期演奏会

第2部のプログラムは、架空の「ブリリアントスカイ航空」の飛行機に乗って日本全国を旅する、という主旨。離陸を告げる機内アナウンス(影アナ)の直後に《ブリリアント・スカイ》が演奏され、その後も「機内アナウンスで行き先を告げる→演奏が始まる」という流れで進行していきます。メリハリがきいた演奏と簡潔な機内アナウンスによる構成が見事で、とても楽しめました(日本の旅でなぜ《私のお気に入り》?と思うかもしれませんが、これは「そうだ 京都行こう」のCMから。一貫したテーマながらバラエティに富んだ選曲、うまいですね)。

  • 日時:2022/6/5(日) 14:00開演
  • 場所:船橋市民文化ホール
  • 指揮:牛渡克之/黒田裕希
  • 演奏:船橋市交響吹奏楽団
  • 曲目:▼第1部: ◇ファンファーレと祝典の讃歌(P.ラヴェンダー) ◇マゼランの未知なる大陸への挑戦(樽屋雅徳) ◇マーチ「ブルースプリング」(鈴木雅史) ◇シダス(T.ドス) ▼第2部:ブリリアント・スカイ―碧き空は永遠に輝く(坂井貴祐) ◇私のお気に入り(R.ロジャース/高橋宏樹 編曲)◇吹奏楽のための民謡「うちなーのてぃだ」(長野雄行) ◇東北地方の民謡によるコラージュ(櫛田胅之扶) ◇ソーラン節2(北海道民謡/岩井直溥 編曲) ◇Mont Fuji(富士山)-北斎の版画に触発されて-(真島俊夫)

ヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテット リサイタル Vol.19

特にボザの《アンダンテとスケルツォ》とパスカルの《サクソフォン四重奏曲》が上質な演奏で聴けたのが最高でした(フランスの響き大好き)。今年の委嘱作品は日景貴文氏の《アウト・ザ・ムード》。なにやら似たタイトルの曲(《イン・ザ……》)を連想させますが、この作品は「その曲」が解体・再構築されていく感じの内容でした。ちょっと攻めた演奏会であれば、この曲をアンコールで取り上げるのも面白そうです。

  • 日時:2022/6/6(月) 19:00開演
  • 場所:浜離宮朝日ホール
  • 演奏:ヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテット
  • 曲目:◇アンダンテとスケルツォ(ボザ) ◇エスケープ・トゥ・ザ・センター(ウィルソン) ◇サクソフォン四重奏曲(パスカル) ◇アウト・ザ・ムード [委嘱作品、初演](日景貴文) ◇陽のあたる庭(八木澤教司) ◇バレエ組曲『タンガータ』 シルフとオンディーヌ(ピアソラ/浅利真 編曲)

武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル演奏会

《三日月に架かるヤコブのはしご》は、私が作曲を始めたての頃に聴きまくり、スコアを見まくっていた思い出の曲。冒頭のトロンボーンのハーモニーを聴いただけで、この曲を初めて聴いた時のワクワク感が蘇ってきます。小田実結子さんの《夜明け》は「夜が明けるまでの光景の変化を描いた」という美しい曲。私が大好物の世界観だったこともあり興味深く聴きました。
《指輪物語》も先述の《ヤコブ~》と同じ時期にハマりまくっていたので懐かしみながら聴いていたのですが、問題は座席。割と直前にチケットを購入したため、ステージがかなり見切れる端っこの席(2Fバルコニー席、最後方)しか確保できず、「もっと早く買っておけば……」と後悔したのでした。直管系の金管が全然聴こえてこないなど「通常の席」とは明らかに聴こえ方も異なっている感じで、残念。

  • 日時:2022/7/19(火) 18:30開演
  • 場所:東京オペラシティ コンサートホール
  • 指揮:武田晃
  • 演奏:武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル
  • 曲目:◇三日月に架かるヤコブのはしご(真島俊夫) ◇夜明け(小田実結子) ◇ストーンヘンジ交響曲(ホエアー) ◇交響曲 第1番『指輪物語』(デ・メイ)

フィルハーモニック・ウインズ大阪 第36回定期演奏会《「マイルストーンズ」〜ヤン・ヴァンデルロースト65年の軌跡〜》

ヤン・ヴァンデルロースト氏の自作自演特集ということもあり、ぜひ聴きたいと思っていたコンサート。ちょうどレコーディングの立ち会いで大阪に滞在していたので伺うことができました。
最も感銘を受けたのは《プスタ》。どちらかというと強くはっきり始まるイメージだった1楽章冒頭を、オオサカンは極めて柔らかく、情感豊かに奏でていて「こういう表現もあったか!」とハッとしました(のちに楽員の方に聞いたところ、ヤンさんはここの表現にこわだってリハーサルを進めていたとのこと)。他の楽章でも「うた」を大切にしたアプローチで一貫しており、この曲の魅力を再発見できました。アンコールは、オオサカンの委嘱によって書かれたマーチ《アポロ》。
(※追記:「バンドジャーナル」12月号に、当公演のレビューを寄稿しました。

  • 日時:2022/9/19(月・祝) 14:00開演
  • 場所:住友生命いずみホール
  • 指揮:ヤン・ヴァンデルロースト
  • 演奏:フィルハーモニック・ウインズ大阪
  • 曲目:◇セレモニアル・マーチ (1984) ◇交響詩『スパルタクス』(1988) ◇プスタ〜4つのジプシー舞曲 (1987) ◇交響詩『エト・イン・テラ・パクス』(1998) ◇ステップストーンズ (2018) ◇コロレス(カラーズ)[日本初演] (2020)(全曲 ヤン・ヴァンデルロースト作曲)

佐渡裕×シエナ×新日本フィル(25thアニバーサリーウィーク vol.1

すみだトリフォニーホールの開館25周年記念公演(1997年10月26日開館)。第1部は佐渡裕さんが墨田区立中学校吹奏楽部を指揮・指導するクリニックで、《アフリカン・シンフォニー》を短時間でみるみる魅力的な演奏に仕上げていきました。第2部はシエナ・ウインド・オーケストラによる演奏。《アルメニアン・ダンス》(全曲) のあと「さっき演奏してくれた中学生にプレゼントします」と《アフリカン・シンフォニー》をサプライズ演奏し、中学生のみならず、観客全員を喜ばせました(これが、えげつないくらいすごい演奏!)。
第3部は新日本フィルによる《ローマの松》。迫力の演奏でしたが、一部調子の悪いセクションもあったようです。

  • 日時:2022/10/26(水) 16:00開演
  • 場所:すみだトリフォニーホール 大ホール
  • 指揮:佐渡裕
  • 演奏:墨田区立中学校吹奏楽部(合同バンド)/シエナ・ウインド・オーケストラ/新日本フィルハーモニー交響楽団
  • 曲目:▼第1部 すみだ音楽大使 佐渡裕によるバンドクリニック: ◇アフリカン・シンフォニー(マッコイ/岩井直溥 編曲) ▼第2部 シエナ・ウインド・オーケストラ: ◇アルメニアン・ダンス パート1&2(A.リード) ▼第3部 新日本フィルハーモニー交響楽団: ◇交響詩『ローマの松』(レスピーギ)

常葉大学短期大学部音楽科ウインド・オーケストラ×航空自衛隊中部航空音楽隊 ジョイント・コンサート

合同ステージのオープニングは《アプローズ!》。楽しい演奏でソロも大変見事でした。そもそもこの曲は中部航空音楽隊の委嘱で2004年に生まれたもの。この日は、その当時のコンサートマスター・渡部哲哉氏(現在 ネクサス音楽出版代表)と一緒に演奏を聴き、一緒に当時を懐かしみました。そして何より嬉しかったのは終演後に「以前《アプローズ!》を演奏した」という方が客席の私に声をかけてくださったこと。本当にたくさんの方々に演奏いただいているんだなぁ、と感慨深かったです(ほとんどの場合この曲はアンコールで演奏されるので、いつどこで演奏されているのかは把握できていませんが……)。

  • 日時:2022/11/24(木) 18:30開演
  • 場所:静岡音楽館AOI
  • 指揮:1等空尉 渡邊与秀(*) / 野津如弘(**)(***) / 3等空佐 五味渕敦(***)
  • 演奏:常葉大学短期大学部音楽科ウインド・オーケストラ/航空自衛隊中部航空音楽隊
  • 曲目:▼航空自衛隊中部航空音楽隊* :◇ブラックホークが舞うところ(R.W.スミス) ◇はるか、大地へ(上岡洋一) ◇大草原の歌(R.ミッチェル) ▼常葉大学短期大学部音楽科ウインド・オーケストラ**:◇雲外蒼天~空翔る若鷲~(田村修平) ◇星屑パレット(芳賀傑) ◇吹奏楽のための第1組曲(G.ホルスト) ▼合同演奏*** :アプローズ!(坂井貴祐) ◇輝かしい栄光(R.ガランテ) ◇行進曲「ブルー・インパルス」(斎藤高順) ◇イギリス民謡組曲(R.ヴォーンウィリアムズ)

釧路吹奏楽団 第52回定期演奏会

委嘱作品《ジュビリー・プレリュード》が初演された演奏会。この《ジュビリー・プレリュード》は「オープニング曲として永く演奏できるもの」という依頼を受けて作曲したものですが、今回は「なるべくたくさんの人に聴いてもらいたい」との理由で第1部中盤での披露となりました。作曲の意図をよく汲んだ華やかな演奏が心地よかったです(一緒に演奏された『星降る夜』も長いフレーズ感で美しかった!)。ホールに小学校時代の恩師が駆けつけてくださり、たくさんお話ができたのも嬉しかったです。

  • 日時:2022/11/27(日) 14:00開演
  • 場所:釧路市生涯学習センター まなぼっと幣舞 大ホール
  • 指揮:諸橋征爾/白井正憲/岩堀泰明/白井美佳子/森孝博
  • 演奏:釧路吹奏楽団
  • ソリスト:白井翼(チューバ)
  • 曲目:◇マーチ「ブルー・スプリング」(鈴木雅史) ◇ポケットモンスター スカーレット・バイオレット メインテーマ(増田順一/羽深由理 編曲) ◇アルヴァマー序曲(Jバーンズ) ◇星降る夜(坂井貴祐)ジュビリー・プレリュード [委嘱作品、初演](坂井貴祐) ◇チューバ協奏曲(R.ヴォーンウィリアムズ/前田卓 編曲) ◇オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(岩井直溥 編曲) ◇恋人がサンタクロース(平石博一 編曲) ◇燦々(金山徹 編曲) ◇キャリオカ2(岩井直溥 編曲) ◇アルデバラン(波多野直彦 編曲) ◇千と千尋の神隠しハイライツ(鈴木英史 編曲)

立正大学吹奏楽部 第65回定期演奏会

ユッコ・ミラーさん&ドラムの石澤衛さんをゲストに迎えた《コンチェルト・グロッソ》がなんと言っても素晴らしかったです。おふたりのソロも光り、かなりかっこよかった。岡田健志さんの語りが入った《ラッキードラゴン》も良かったし、ユッコさん&石澤さんを再び迎えたアンコールの《宝島》は相当盛り上がり、楽しいひとときを過ごすことができました。なお、この日ユッコさんが吹いていたサックスは高校1年生の時に親に買ってもらったものとのこと。吹奏楽部時代に使っていた楽器で吹奏楽部と共演。良いですね。

  • 日時:2022/12/29(木) 15:30開演
  • 場所:ウェスタ川越
  • 指揮:佐藤正人
  • 演奏:立正大学吹奏楽部
  • ゲスト:ユッコ・ミラー (*)(サクソフォーン)/石澤衛 (*)(ドラム)/岡田健志(**)(司会、語り)
  • 曲目:▼RisShow Marching Stage:◇フォスター・ファンファーレ(樽屋雅徳) ◇「ラ・ラ・ランド」より(佐藤博昭 編曲/M.ブラウン 編曲) ▼RisPop Special Stage:◇「もののけ姫」セレクション(久石譲/森田一浩 編曲) ◇コンチェルト・グロッソ*(天野正道) ◇星に願いを*(ハーライン/真島俊夫 編曲) ◇銀河鉄道999*(タケカワユキヒデ/郷間幹男 編曲) ▼Symphonic Stage:◇ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶~**(福島弘和) ◇やまがたふぁんたじぃ(杉浦邦弘) ◇翡翠より(J.マッキー)