『第14回 “響宴”』を聴きに行ってきました。
『第14回 “響宴”』(未出版の邦人作品によるコンサート) を聴きに文京シビックホールに行ってきました。本来は3月に開催予定だったものの、震災の影響で本日まで延期されていたイベント。
例年は東京芸術劇場で行われていた”響宴”ですが、会場が改修作業に入り長期間利用できなくなるということで今回から文京シビックホールでの開催となったそうです。ロビーに展開されている協賛企業各社のブースも当然ながら例年とは異なる配置になっていてなんとも新鮮でした。
企業ブースの様子
「今年はどんなブース展開がされているのかな?」と、少し早めにロビーに着いて周りを眺めていたら、遠くから大きく手を振っている人たちを発見!
CAFUAレコードの皆さんでした!
左から、楽譜事業部の遠山さん、いつもトークが絶好調の笠井社長、愛嬌たっぷりで仕事ぶりも見事な奥野さん。
私の活動をずっと温かく見守ってくださっているすてきな方々です!
私の作品の初CD収録も初楽譜レンタルも、すべてがこの会社からでした。
…というわけで。
その記念すべき作品、『セレモニアル・マーチ』を宣伝いただきました!
はじめ数年はレンタル譜として、その後「中部日本吹奏楽コンクール」課題曲に選定されてからは出版譜として販売されているこの楽譜は、おかげさまで600団体以上のみなさんに演奏していただいています。
その横のブースではフォスターミュージックの社長・榊本さんが笑顔で迎えてくださいました。
新しい会社ながらかなり勢いがあるのは吹奏楽愛好者にはご存じの通り。
まもなく、私の編曲した『Fantastic ZOO!』(クラリネット八重奏)の出版も始まりそうです。
…と、そんなことをしていたらロビーにもたくさんの人の波が。
お客さんの迷惑になるので写真撮影は控えましたが、このほかにもブレーン株式会社、東京ハッスルコピー、ウインドアート出版など、多くの出版社が楽譜やCDの展示・販売を行っていて賑わっていました。
演奏曲目
さて、本番の方ですが、今回もさまざまなタイプの曲が並んでおり1曲1曲 興味深く聴きました。“響宴”には「第4回」から毎年欠かさず通っていますが、毎回たくさんの作曲関係者にお会いすることができるし、たくさんの新しい作品に出会うことができるのでとても良い刺激になっています。
今回は下記の曲が演奏されました(演奏曲目は公募作品の中から選抜されます)。
【プログラム】
福島県立磐城高等学校吹奏楽部(指揮:根本 直人)
松下 倫士:マーチ「ブライト・サンシャイン」
福島 弘和:交響的詩曲「地獄変」
八木澤 教司:交響詩「母なる北方の大地 ― すべての生命を讃えて」
川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団(指揮:福本 信太郎)
石毛 里佳:Full Blast(響宴委嘱)
酒井 格:I Love the 207
天野 正道:Deux Situations
中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部(指揮:佐川 聖二)
江原 大介:「フレイム」 クラリネットと吹奏楽のための協奏曲
井澗 昌樹:Bye Bye Violet
建部 知弘:蒼き景の彼方に
川越奏和奏友会吹奏楽団(指揮:佐藤 正人)
広瀬 勇人:カルカソンヌの城(響宴委嘱)
金山 徹:ブルーコーナー
中橋 愛生:そして時は動き出す―太鼓と吹奏楽のための祝典序曲
陸上自衛隊中央音楽隊(指揮:武田 晃)
椎葉 大翼:マーチ・プログレス
飯島 俊成:受容 ~此の岸と彼の岸の狭間~(響宴委嘱)
真島 俊夫:ニライカナイの海から
毎回のことですが、“響宴”で聴き応えのある曲の数々を聴いていると自然と創作意欲がわいてきます。いろいろなタイプの曲を聴くことは大事ですね!さて、来年の“響宴”ではどういう曲に出会えるのでしょうか。楽しみです。