ロケットミュージックより『ムーンダンス』(坂井貴祐 作曲)が出版されました。
フレックス七重奏 販売譜
2023年7月14日、ロケットミュージックよりフレックス七重奏『ムーンダンス』(坂井貴祐 作曲)が出版されました。
関西福祉大学吹奏楽団からの委嘱により2022年秋に作曲。2023年1月の「第50回兵庫県アンサンブルコンテスト」にて同団体により初演されました。
曲は、幻想的で壮大さも見える序奏+3/4拍子のダンスによる「第1曲」、4/4拍子のダンス+6/8拍子のダンスによる「第2曲」というふたつの楽章から構成されています(第2曲の後半には第1曲の序奏が形を変えて出現します)。
「ある民族に古代から伝わる、月の下で行う踊り」という架空の儀式をイメージした作品で、「民族風」を表現するためにアイリッシュ・ダンス的な要素を取り入れています。オリジナルはFl. / A.Sax. / Trb×2 / Euph. / Tuba / Perc. という変則的な7重奏ですが、出版をするにあたり、より広く演奏できるようフレキシブル7重奏として組み直しました。いわゆる「マルチグレード」の考え方によって作曲しており、Part 3~Part 6は比較的楽器経験が浅い奏者でも取り組み易い内容、その代わりPart 1とPart 2を担当する木管奏者 及びPart 7の打楽器奏者は少しやり甲斐のある、音数の多めな内容にして全体の変化をつけています。
(スコアに載せたコメントより)
編成について
編成は以下の通りです。各パートに表記された楽器からひとつずつを選び、任意の7重奏として演奏することが可能です(太字がオリジナル版の編成)。
Part 1
Flute / B♭Clarinet / Soprano Saxophone
Part 2
Oboe / B♭Clarinet / Soprano Saxophone/ Alto Saxophone
Part 3
Bassoon / B♭Clarinet / Alto Clarinet / Tenor Saxophone / Horn / Trombone / Euphonium
Part 4
Bassoon / Alto Clarinet / Bass Clarinet / Tenor Saxophone / Horn / Trombone / Euphonium
Part 5
Bassoon / Bass Clarinet / Britone Saxophone / Trombone / Euphonium
Part 6
Bassoon / Bass Clarinet / Contralto Clarinet / Contrabass Clarinet / Britone Saxophone / Tuba / String Bass
Part 7
Percussion (Suspended Cymbal, Tambourine, Marimba, Floor Tom)
作曲の意図が伝わりにくくなるため、Part 1とPart 2を同じ楽器が担当するのはなるべく避けてください(クラリネットとクラリネットetc…)。
YouTubeで試聴
MIDI音源によるデモをお聴きいただけます。