【和歌山】『2015紀の国わかやま国体』総合開会式に出席してきました。
9月26日、和歌山県の紀三井寺陸上競技場にて 『2015紀の国わかやま国体』(第70回国民体育大会) 総合開会式が行われました。
入場行進曲の制作は全曲私が担当させていただきましたが、合唱・吹奏楽あわせて450人以上による式典音楽隊の演奏、それにあわせて行進する選手、手拍子をする観客の皆さん…という光景を目にして、胸が熱くなりました。
入場行進曲は演奏順に
・明日へと(わかやま国体イメージソング)
・残酷な天使のテーゼ(和歌山市出身の作詞家 及川眠子さん作詞)
・串本節(串本の民謡)+鞠と殿さま(地元が題材の童謡)
・ぶんだら節(和歌山の夏を彩る紀州踊りでおなじみ)
という、和歌山にゆかりのある作品。それを合唱付き吹奏楽用に編曲しました。
編曲のポリシーは、ただ単に伴奏を「ドソドソ…」と行進曲風に変えるのではなく、きちんと「行進曲」として成り立つように作る、ということ。トリオはきちんと下属調に転調し、その後は再びD.S.(ダルセーニョ)またはD.C.(ダカーポ)してFineで終わる、というスタイルを守りました。
開会式前に行われた「オープニングプログラム」では、総勢2600人によるパフォーマンスも。
ゲストとして坂本冬美さんが登場し、わかやま国体イメージソング「明日へと」を歌う場面もありました。司会は藤原紀香さん。
午前中には、なんと人生初のラジオ出演も…。
制作時期とCD収録
リハーサルその他準備に時間がかかるため、楽譜の制作は2年前に終了し、各所のチェックを受けたのち関係団体に配布されました。その後、今年3月9日~11日に和歌山県民文化会館 にて、和歌山大学吹奏楽団と和歌山県警察音楽隊の合同バンドにより「式典音楽集」の収録が行われました。
この音源は発売されませんが、関係各所に1500枚配布されるそうです。また、万が一開会式や閉会式が雨だった場合は、生演奏に代えてこの音源が使用される予定です。
この開会式での経験は本当に得がたいものでした。制作に携われたことに感謝です。